SPAM発電余剰電力の売却について
弊社は2004年からSPAMを利用した新エネルギの利用を開始し,2006年にはネットワークを経由するWinnyを回収してエネルギに変換する技術を実用化しておりますが,このたび,SPAM発電およびWinny発電の電力を東京電力の系統に売電する見通しが立ちましたので,7月よりこれら新エネルギ由来の電力の逆潮流を開始することといたしました.
当初は300万kW程度の供給を行いますが,インターネット上のSPAMやWinnyは無尽蔵であることから,将来的には1500万kWの供給が可能であり,夏の首都圏の電力不足を大きく縮小できるばかりか,首都圏の皆様に節電のご協力をいただければ東北電力への融通も可能であり,被災地の復興も支援できることが見込まれます.
SPAM等による発電について
電子メールにSPAMが添付されて送りつけられる「迷惑メール」が社会問題になっていますが,弊社では迷惑メールからSPAMを発電に利用することで,自然エネルギの活用の促進に取り組んでまいりました.(詳細)
また,ネットの土管を詰まらせることが多いWinnyについても,ネットワークで回収して発電に利用することで,CO2の削減と通信速度の向上に役立っています.(詳細)
当初,SPAMによる発電は自社の電力の一部をまかなう目的で使用していましたが,2005年からは自動車燃料への改質を前提としたプラントを運用し,深刻な原油不足に悩む米国に供与することで,世界平和に貢献する取り組みを行ってまいりました.(詳細)
弊社では,米国への供与分の一部を発電用に転用することで,現在首都圏で発生し,今後は東北地方でも発生すると見込まれる電力不足の解消に取り組んでまいります.
SPAM等の発電の特徴
SPAM発電やWinny発電は,その原料が結局は肉の缶詰であったり,ウインナーソーセージであることから,生物資源を使用するバイオマス発電に分類されます.
原料となるブタは自然界の穀物を食べて肥育するため,穀物が光合成で吸着した炭素が燃料の燃焼時に放出されるにすぎず,新たなCO2の排出がないとみなされるのです.
今後,誰がどの口で「原発は安全です」と強弁,仮に論証できたとしても,現実問題として原子力施設を受け入れてくれる町はないと考えられます.それどころか,既存施設の建て替えでさえ,相当な難航が予想されます.
SPAM発電は,インターネットにSPAMがある限り安定した電力が供給され,CO2も発生しません.しかもSPAMが猛烈に放射能汚染されない限り,放射性物質が放出される心配もありません.
設置する設備の概要
今夏までに,東京都の臨海部に100万kW級のSPAMプラントを設置し,続いて200万kW級のWinnyプラントを横浜市に建設します.川崎市,横須賀市,千葉市,市原市などからも積極的な受け入れの賛意が示されており,合計で1500万kW級のSPAM・Winnyプラントの設置が可能と見込まれます.
現在,通常の発電機は非常に品薄になっていますが,SPAMやWinnyを燃料とする発電機は毎年年度始めにしか需要がなく,メーカの在庫が豊富に確保されており,短納期での建設が可能です.
今後の展開
当初は,卸電気事業として発電した電力のほとんどを東京電力に売電します.
その後は,特定規模電気事業に参入し,東京電力の系統を使用して大口需要家(データセンタ,電気通信事業者のほか,デパート,区役所などがあります.)への販売を行うほか,現在は50kW以上の需要家(大規模ビルなど)に限られている「電力会社を選べる」制度を,一般家庭等にも広げられるよう努力してまいります.
解説
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