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IP over Voice(IPoV)で超高速インターネットサービスを開始
この記事はエイプリルフール用のものです．内容は真実ではありません．
平素はEditNet株式会社をご利用いただきましてありがとうございます．
弊社は，以下のとおり新しいIT時代を担う超高速インターネットサービスを開始しますので，お知らせいたします．
わが国の高速系サービスの現状
日本の超高速インターネットの普及を遅らせているのは，間違いなく「Last 1 mile」，すなわち電話交換局からユーザ宅までの回線のボトルネック性といえます．
現在，この区間は，
・NTTの銅線を利用してDSLサービスを提供する(いわゆる，ドライカッパ)
・NTTから光ファイバの芯線を借りてサービスを提供する(いわゆる，ダークファイバ)
・独自にこれら線条を敷設し，サービスを提供する
・NTT以外の会社から線条を借り，サービスを提供する
・無線などのインタフェースを利用し，サービスを提供する(FWAなど)
といった方法により，従来のモデムやISDNを上回る速度のサービスが提供されております．
しかし，NTTから芯線を借りるなどの方法は，手続や相互接続料などの障壁が高く，結局，その手数と料金はユーザに跳ね返ってしまっています．
また，無線を利用する方法も，2.4GHz帯の不足，総務省の手続の問題など，まだまだ大きな問題が残っています．
新サービスの概要
弊社は，この「ラスト1マイル」の区間に音波を利用することにより，これらの問題なく超高速のインターネットサービスを提供いたします．
当面はアクセスポイントは弊社ビル(世田谷区駒沢3丁目)屋上に設置し，周囲2km程度のお客様にご利用いただきます．
このサービスでは，可聴周波数〜超音波の極めて広い音域にスペクトラムを拡散し，データを流します(SS，Spreaded Spectrum)．これにより通信の秘匿性を高めるとともに，周囲への環境に配慮した通信を行うことができます．
弊社が開発した，この「SSvoice」(特許，登録商標出願中)は，
・居酒屋などの多人数が同時に話している場所で，人が問題なく話者を特定するアルゴリズム
・近くの人と会話する場合，周囲が静かな場合などに，自動的に音量を下げるアルゴリズム
・相手が反応しない場合は，適度に間を空けて再度試みるアルゴリズム
・自分に関係する話題は，どんな小声でも認識できるアルゴリズム
などの先進的な技術を活用し，多数のユーザの通信を限られた帯域で高速に伝送することを可能にしています．
また，このシステムはVoIP(Voice over IP)との親和性が極めて高く，音声をVoIPによりIPに変換し，さらにそれをIPoVにて変調することで，変換前の音声をそのまま聞くことができます．これにより，相手が特別なデバイスを持っていなくても，単数または複数の相手と通信することができます．
これを利用することで，1か所のパソコンから，指定するスピーカに向け，人に聞き取れる形でマルチキャストのパケットを流すことができます．
通信速度
40Mbps(理論上の最大値)
なお，23:00(土日祝日は21:00)〜翌08:00は，周囲の環境への配慮のため，出力を下げて通信いたします．このため，25Mbps程度が実効最大値になります．
料金
音波という自由な回線を利用するため，低価格を実現しています．
月額固定 1,500円(税別)
これ以外，NTTへの支払いなどはありません．
環境への配慮
このサービスは音波を利用しますので，テレビ，ラジオなどへの雑音の心配は一切ありません．
また，騒音についても十分配慮しており，サービスエリアにおける任意の箇所でのノイズレベルは，東京都が認可した「都営大江戸線」の車内騒音のレベル以内におさめることになっています．
副次的作用として，アクセスポイント，端末周辺での蚊など害虫の発生が減少します．
サービス提供拡大予定
当初は弊社ビルに送受信機を設置しますが，今後世田谷区の協力を得て，区内各所に設置してある「防災行政無線」のスピーカにマイクを併設することで，アクセスポイントを拡大してまいります．
なお，防災無線によるアクセスポイントをご利用のお客様は，午後5時から1分間，ならびに非常災害時には通信速度が落ちることがありますので，あらかじめご了承願います．
ご利用上の注意
このサービスでは通信を暗号化して伝送しますが，音波という空間波を利用する性質上，通常の手段を上回る方法が取られた場合，第三者に傍受される可能性が皆無ではありません．
基地局，端末周辺では「ゴー」という音が聞こえることがありますが，これは多数の通信をスペクトラム拡散変調により流しているためですので，異常ではありません．
稀に基地局，端末周辺から笑い声などが聞こえることがありますが，異常ではありません．
お申込み
EditNet オンラインカスタマセンタにて，4月1日から受付を開始いたします．