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基本的な対応方針
1 基本的な対応方針
弊社ユーザ(契約者)の行為に関し,弊社に苦情が寄せられることがあります。この場合の基本的な方針は以下のとおりです。
・インタネットにおけるトラブル,紛争は当事者間で処理されるのが原則であり,通信事業者が関与すべき問題ではない。
・違法適法の判断は,最終的には裁判所の判断となる。犯罪につながる行為の処理については,警察にゆだねられるほかない。
・しかし,通信事業者が関与することで合理的かつ迅速に解決される問題もあり,その場合はできるだけ対応することが期待される。弊社は,私企業として可能な範囲で,できるだけ対応する。
・名誉毀損やプライバシの侵害など,回復が困難な被害が発生する事例については,できる限り迅速に対応する。
・いわゆる「迷惑メール」の問題については,迅速に対応可能性を検討し,契約解除等の手続を進める。
2 利用停止等の手続について
弊社の契約者は,弊社とサービスの契約を結ぶことで,電気通信サービスを利用する権利を得ることになります。同時に,料金の支払い義務,契約約款への遵守義務などを負うことになります。
弊社は,契約者に約款や法令に違反する行為があった場合,その態様からみて,第三者の利益を明らかに害している場合などについて,利用の一部または全部を制限したり,契約を解除したりすることがあります。
しかし,次のような問題もあります。
・契約者はサービスを利用する権利を有しているので,原則として,これを弊社も止めることはできない。
・利用停止などの手続を行うためには根拠となる行為の事実の存在が大前提であるところ,私企業である弊社は専断による事実認定を行う立場にないため,それなりに事実関係を立証できなければならない
・仮に利用停止などに基づくトラブルが契約者と弊社の間に生じた場合,利用停止などの正当性を立証できなければ,弊社に債務不履行(サービスの提供義務の不履行)の責任が及ぶこともある
弊社では,苦情が寄せられた場合には,事実関係の有無,対応可能性の検討などを迅速に行い,可能な限り被害が救済されるよう努力いたします。しかし,利用停止等にはこのように慎重な判断を必要とするため,必ずしも対応できるわけではありません。